手作りソーセージです。
きっかけは娘が図書館で借りて来た1冊の絵本でした。
今回は絵本って結構おもしろいよ、思いがけない出会いがある図書館っておもしろいよ、という話をしてみたいと思います。
絵本がおもしろい。ソーセージを作りたくなったワケ
娘が借りたのは『ソーセージの絵本』です。
子ども向けの絵本と思っていたら大間違いでした。
ソーセージの歴史、ヨーロッパとアジアのソーセージの違い、ソーセージの種類、ソーセージの作り方、ソーセージを上手に作るコツ。
ざっくり「ソーセージ」について知りたい人の興味をそそる内容がもれなく盛り込まれていました。
絵本って大人が読んでもおもしろいんと思いましたし、何よりそういう本を置いている図書館ってすごいなと思いました。
YouTube・音声メディアのいま、なぜ本なのか
いまの世の中、インプットの方法ってたくさんありますよね。- 読書
- ネットニュース
- YouTube
- Voicy
- Podcast
- オーディオブック
作業しながらの読書にはオーディオブック。気になる人が日々考えていることを知るにはVoicyやPodcastを使うという感じです。
メディアごとに特徴があり「みんな違って、みんないい」ですよね。
ただ、どれも情報がありすぎます。
何を見たら、あるいは読めばいいかわからなくなっているのではないでしょうか。
知りたいことが決まっていて、ピンポイントにサクッと知るにはネットニュースやYou Tubeなどのデジタルは便利です。
ところが、いつも知りたいことがわかっているとは限りません。
何を知りたいかわからないときや、1つのことについて深く知りたいとか体系立てて知りたいときもありますよね。
そんなときに役に立つのが本なのです。
図書館の3つのメリット
本がいいのはわかるけど、なぜ図書館なのか。そこで図書館のメリットを考えてみました。
タダで好きなだけ本が読める
一番のメリットは、なんといっても無料で本を読めることです。本屋さんで本を買うとき、私は田舎に住んでいるのでAmazonをよく利用するのですが、気になった本を片っ端から買うには厚い財布が必要です。
仮にお金の問題がなかったとしても、物理的に本を収納する場所の問題があります。
財布や収納場所を気にせず、好きなだけ本を読める図書館はかなり優秀ですよね。
読まない本があっても罪悪感がない
買った本はできるだけ読みたい。そう思うのではないでしょうか。買った本を読んでみたら、期待はずれだったとか、長い間積ん読になっていたりすると、もったいないと感じる人は多いと思います。
その点、図書館ならまったく心配ありません。
借りた本がおもしろくなかったら、返せばよいだけです。
期限内に読みきれなくても、延長するか、返却すればOK。
冒頭のソーセージの絵本ですが、あの本を本屋さんで欲しいと言われたら、買っていたか自信がありません。子どもって、ジャケ買いじゃないですけど、表紙の絵を見て雰囲気で買うことも多いですよね。
自分に必要かどうかや、読めるか否かには関係なく、気になったものを手に取る。
図書館の本は借りるのにお金がかからないので、失敗しないか、読み切れるかどうかを心配することなく、純粋に本を楽しめます。
思わぬ本との出会いがある
これは上の2つの内容と重複する部分がありますが、思わぬ本との出会いは、無料で心ゆくまで手に取れることの裏返しだと思います。買うとなると「失敗したくない」気持ちが先に立ちます。その結果、狙って買うという行動パターンになりがちです。すると自然と買う本は自分のアンテナに引っかかるものばかりになっていきます。
狙って買うのは「知りたいことがわかっている」ときには有効です。しかし、そればかりだと興味の範囲は広がらないでしょう。自分の外側と出会うには、偶然の出会いが必要だと私は思います。
本屋さんと図書館の特徴を知って使い分ける
ここまでは本を買う=本屋さんとの比較で図書館のメリットを考えてきました。本屋さんはよくない、みたいに思うかもしれませんが、そんなことはありません。
どちらがいいとか悪いという話ではなく、特徴が違うからです。
本屋さんのいいところは、本の入れ替わりが激しいこと。いま売れているの本とか、流行、世の中の空気を知るには本屋さんに行くのがよいと思います。
図書館は売れ筋や流行に関係なく、長い間読まれている本と出会ったり、調べものをしたりするのに向いている場所です。
ネットやSNSでの検索には、あらかじめ「知りたいこと」をわかっている必要があります。
たとえば、漠然とソーセージについて知りたいとします。でも、ソーセージといっても歴史だったり、作り方であったり、ソーセージ料理のバリエーションだったり、切り口はさまざまです。
その点、図書館なら「ソーセージ」の本がある棚を見るとソーセージにまつわる関連本を一気に眺めることができます。
中には「おもしろそう」と思えるタイトルのものもあるでしょう。知りたいことの解像度が低くても、知りたいことにたどりつける可能性が高いのが図書館なのです。
偶然の出会いが世界を広げてくれる。
情報がありすぎるいまの時代だからこそ、ネット、SNS、本の特徴を知ることが大切です。
そして良質な情報の収集には図書館がいいですよ、思わぬ出会いを楽しめるのは図書館だよ、という話でした。
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2017年に未経験からライターの活動をはじめた私が、都内のベンチャー企業の広報のお手伝いや、コンテンツ制作、ビジネス系メディアへの寄稿をさせていただけるようになるまでのこと、興味のあることなどを現在進行系でお伝えしています。
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