夏休みがはじまりました。
共働き家庭にとって子どもの在宅時間が長い夏休みはなかなかハードです。
宿題はドリル的なものだけでなく、自由研究や読書感想文もあるのでよほどできた子でない限り、低学年の子どもが一人で終えるのは厳しいのではないでしょうか。
今年は6月から夏休みのことと考えていた私。ずっと気になっていたある道具を試してみることにしました。
子どものやる気を引き出す魔法の道具
コクヨの「しゅくだいやる気ペン」です。しゅくだいやる気ペンとは、文具メーカーのコクヨが販売しているIoT機器の一種。
まず、親はスマホにコクヨのアプリをインストールしておきます
子どもがしゅくだいやる気ペンをえんぴつにつけて勉強すると、勉強時間に応じてペンのライトの色が変化します。
そしてペンをスマホに近づけると、ペンとスマホが通信しアプリのキャラクターがすごろくを進んでいくという仕組みです。
すごろく上ではさまざまなアイテムをゲットでき、無事ゴールするとステージクリア。すると新しいステージが登場し、再びチャレンジしていくことになります。
私はしゅくだいやる気ペンを小3の息子に試してみようと思って、まず1本買いました。
すると商品名のとおり、子どもが自分で机に向かうではありませんか!!!
すごろくを進むというある種のゲーム性が、彼のモチベーションになっているのだと感じます。
あまりにも楽しそうにしゅくだいやる気ペンで勉強しているので、それを見ていた小1の娘も欲しくなった様子。
そこでもう1本買いました。
しゅくだいやる気ペンのいいところ
娘のやる気は息子とは違うところに刺激されているようです。彼女がやる気になっているのはアイテム集めです。
息子はアイテムをゲットしたときに表示されるポップアップ画面をろくに読んでいませんが、娘は1文字1文字読んでいます。彼女は道端の石や葉っぱを集めるのが好きなのですが、デジタルのモノを収集するのも楽しいのかもしれません。
しゅくだいやる気ペンを使いはじめて1カ月ほど経ちますが、小3息子はほぼ毎日、机に向かっています。
それまでは毎日のように「いま何時?(もう勉強する時間だよね)」「宿題やったの?」と言っていたのが嘘のようです。
親の側から見たこのIoT機器のよさは、勉強時間が「見える化」されていることでしょう。
しゅくだいやる気ペンは電源を入れた時間と、鉛筆が動いていた時間の2つを計測して、アプリに記録してくれます。
我が家では鉛筆が動いていた時間=ゲームをしていい時間としているので、ゲーム好きな息子はやる気になるようです。
無駄にペンを動かして時間稼ぎする方法もありえるとはいえ、アプリに勉強時間を記録する方法は自己申告制や取り組んだページ数などでのカウントよりも、フェアで、わかりやすい指標だと感じています。
大人だって目的意識を持つのは難しい
勉強は「誰のために」「何のために」するのでしょうか。もちろん自分のためではありますが、このことを腹落ちしている小学校低学年はまずいないでしょう。
大人でさえ、明確な答えを持っている人は少ないはずです。
なのでまずは、できる=楽しいという感覚を養っていくことが大事だと私は考えています。勉強はできれば、楽しくなる。そうすれば自信もつくはずです。
ただそこまで持っていくのが大変なんですよね。
だからはじめのうちは、しゅくだいやる気ペンのような道具やごほうびに頼ってもいいと思います。このまま机に向かうことが習慣化すれば、きっと勉強ができるようになるはずです。(やり方が間違っていなければ)
できるようになれば、それ自体を楽しめるようになります。勉強そのものが楽しめるようになる頃には、道具やゲームなどのごほうびに頼らなくてもよくなっているでしょう。
そんなことを期待しつつ、今年はしゅくだいやる気ペンで夏休みを乗り切ろうと思います!!
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2017年に未経験からライターの活動をはじめた私が、都内のベンチャー企業の広報のお手伝いや、コンテンツ制作、ビジネス系メディアへの寄稿をさせていただけるようになるまでのこと、興味のあることなどを現在進行系でお伝えしています。
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