「引っ越したらさみしい?」どこでもやっていける人3つの条件

2022/06/12

ライフ・子育て・教育

今週はどこでもやっていける人の条件というテーマでお話しします。 
横浜出身の私が地方に移住したのは2014年のことです。

コロナがはじまった2020年に過去6年間の暮らしを振り返って、起業やパラレルワーク(複業)の経験をKindleにまとめました。 今回ご紹介するのはいただいた、こんな質問です。
「住む場所や仕事を変える生き方には、憧れを感じます。でも、家族や友人と離れるのはさみしくないですか?」
私自身がどう思うかで言うと、さみしくはないですね。 なぜなら、いまの時代、オンラインで連絡を取り合うことはカンタンだからです。

100年前ならわかりませんが、いまは21世紀。会いたくなったら会いにいけばよいのではないでしょうか。

 物理的に離れていることに「さみしさ」を感じるなら、移住あるいは文化圏が異なる遠く離れた場所への引越しは向いていないかもしれません。

ということで、どこでもやっていける人の条件の1つ目は、新しい環境・ギャップを楽しめる人ではないかなと思います。こちらの内容は音声でもお話ししています!

新しい環境・ギャップを楽しめる人

これは完全にそれまで育ってきた環境の話なんですよね。

私は一応、横浜出身と言ってますが、実は住んでいたのが一番長かったからそう言っているだけで、「ふるさと」がありません。 

父が転勤族だったので、生まれたのは東京ですが、海外や、名古屋に住んでいたこともあります。

物心ついたときから2〜3年で引っ越すのは当たり前だったし、幼稚園、小学校、中学校は2つずつ行きました。

中学受験もしたので、私には幼稚園の頃から知っている幼なじみはいません。もしかしたら最初の頃は「さみしい」と思ったこともあったのかもしれませんが、いつの間にか次はどこに行くのか、どんな人と出会えるのか。それを楽しみにしていたように思います。

そうやって育ってきたこともあって、私にとって新しい場所や知らないことは、ワクワクの対象なんです。ゲームを攻略する感覚に近いというか。 

住む場所を変えると、取り巻く環境は大きく変わります。なので、変化を楽しめる人なら環境が大きく変わってもやっていけると言えます。

付き合いがそれなりに悪い人、よそはよそと割り切れる人

都会暮らしをしていて田舎暮らしに憧れる人の中には、人づきあいに疲れたので人が温かい田舎に行きたい、という人もいるかもしれません。 

でも、人付き合いで言えば、田舎はウェットです。

近所の人は、車があるかどうかで家にいるかいないかを見ています。美容院に行けば、どこの誰がどうしたみたいな話ばかり。

「これ食べるー?」とおすそわけで、チャイムを鳴らさずいきなり戸を開けて入って来ようとする人も多い。

そういうものをどう思うか。ちょっと嫌だなと思っても、それに対していちいちまともに取り合っていたら、大変です。

うわさ話は街にも、どこにでもありますが、田舎はもっとうわさの内容が個人的でディープですね。

嫌なものは嫌。しかるべき場できちんと伝える

そういえば天草に来て2年目の秋、地域のおじさんがいきなりやってきて、お札の料金として1000円くださいと言われたことがあります。 お札は神社のもので、毎年地域の人が奉納金を払うようです。

わたしは、自分が必要性を感じないものには1円たりとも払いたくないタイプです。金額の大きさじゃないんですね。 それにその神社を信仰してるわけでもありません。

なので「いりません」と言いました。 でも「払ってもらわないと困る」と言われたのでそのときは仕方なく払いました。

そのとき確認したのは、どこで決まったのか、いらないときはどこに、どのタイミングで言えばいいのかということです。

集落の春の集会で決まったとのことなので、春の集会ではお札はいらないということをちゃんと言いました。だから翌年からは、お札のお金は払わなくてよくなりました。

人付き合いのいい人は「そんなことしたら角が立つ。郷に入れば郷に従え」と思うのかもしれません。

こういうことに何も思わない、感じない人は問題ないでしょう。 私はおかしいと感じてしまうので、我慢もたいがいにしないと疲れます。

だから、人付き合いがそれなりに悪い人、よそはよそ、うちはうちと割り切れる人は違う環境でもそれなりにやっていけるのかもしれません。

趣味が商業施設に依存しない人

インターネットがあるいまの時代、どこにいても買い物できるし、 Amazon Prime videoやNetflixがあれば映画も楽しめます。

料理やゲームのように家の中ですることが好きなインドア派の人は問題ないですね。 海とか山とかキャンプとか、アウトドアが趣味の人も楽しく過ごせるはずです。

一方、趣味がショッピングや話題のスポットに行く、食べ歩きなどどこかに行くことが目的になっている人は厳しいのではないでしょうか。

町の規模にもよりますが、いまなんでもあるところに住んでいて、その状態を楽しんでいるならほぼ確実に不便を感じることになるでしょう。

これってたぶん、日本国内に限らず、海外に行くのも同じだと思います。

そんなわけで、私が考える移住に向いている人とは次の3つです。

  • 新しい環境・ギャップを楽しめる人
  • それなりに人付き合いが悪い・よそはよそと割り切れる人
  • 趣味が商業施設に依存しない人

これはよし悪しの問題ではなく、自分に向いているかどうかという話です。 世の中のサービスや商品などありとあらゆるもののメリット・デメリットが語られています。

そこで忘れてはいけないのは、自分にとってどうなのか?という視点ではないでしょうか。
地球上のほぼすべてのものには良い面と悪い面があります。よいところしかないものなんて、夢物語ですね。

どのメリットをとって、どのデメリットをどの程度まで引き受けられるかは人によって違います。 大切にしているものや嫌なもの、譲れないものは人それぞれですから。

そのためには、まずは自分のことをよく知る必要があります

どんな環境なら楽しく暮らしていけるか。 自分に合った環境を選んでいきたいですね。

移住ネタのPodcastは週1ペースで更新していく予定です。コラムはこちらにも書いています。
よろしければどうぞ!
 

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