narino marchéのファーマー筒井です。
今年も梅雨の時期がやってきます。今年は冬もそして5月も気温が低めだったようです。柑橘類の花の時期も少々遅れたりしました。
昨年の秋の高温乾燥により、県の試験場曰く、根がずいぶん枯れその影響で花芽がつかなかった。・・・当園でもこれまで経験がないくらい花の付きが少ないです。つまり現時点で収穫量が少ないことは決定です。
そんなことで地球環境に寄り添っていくこととして、昨年冬に紹介させていただいこと
これに加えてこの春からも「脱プラ」に取り組んでいくことにしました。
ただ、疑問があります。世間で行われていることが本当に地球環境に意味があるのか、持続可能性があるのかです。とはいうものの個人ではなく事業として行なっている活動では結論が出る前にでも出来ることは取り組もうと思い、また小さな一歩を進めます。
ダンボールの閉じるテープをクラフトテープに
5月に柑橘類をリピート購入していただい方ではお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、ダンボールを閉じるテープを透明のOPPテープからクラフトテープに変更しました。プラスチックがゼロにならないと思いますが、重量的には随分と減ったとお思います。
なぜ、多くの業者がOPPを使うには2つ理由があるのかと思います。一つは見栄え、もう一つはコストでしょう。
それと現在使用しているのは茶箱のダンボールですが、2020年までは白色ダンボールを使っていました。白色はこれまた見栄えが良いのですが、製造過程では漂白剤など使割れることになるので切り替えています。
地域によりますが、ダンボールを資源回収に出す場合にあ、OPPテープjは剥がさなくてはならないですが、クラフトテープならば切れ目を入れて箱と潰すだけで出せるようになり、燃やせないゴミの減量にもなるのではないでしょうか。
乾燥果実商品のパッケージもクラフト紙ベースに
今年も柑橘青果シーズンが終わりましたが、ドライフルーツにした不知火とべにばえの販売を行なっています。
そのパッケージについても、OPPベースにPETコーティングされたものからクラフト紙にPETコーティングされたものに変更いたします。
こちらもプラゼロにはなりませんが、重量ベースでの削減策です。
今回は窓付きで中身が見えるものにしましたが、お客様のお声を確認しつつ窓なし化についても今後の課題としたいと思います。
夏にも柑橘の味を楽しんでください。
プラスして
私はnarino marchéの運営や柑橘類の生産の他に、農家民泊も行なっています。
こちらのお客様向けに使い捨ての歯ブラシを提供していましたが、こちらも取りやめました。
法制化の対象外となる規模ですが、やはり前述のことも踏まえて脱プラの意味、そして何よりも利用されるかはマイ歯ブラシを持参する方が多く、意識高い系のお客様に恵まれているのでこの4月より廃止しました。
終わりに
冒頭でも触れましたが、「何が地球に環境に人類にとっていいのか」よく分かりません。
子供に、「なぜ地球が温暖化するのにガソリンエンジンの車をすぐに無くさないのか?」と言われました。電気自動車の電気はどうやって作るか、日本では火力発電所で天然ガスや石炭を燃やして作っている。太陽や風の力で作るのでは足りない。そもそも全ての車が電気になったら火力発電所でも賄い切れないんだよ。と伝えましたが、納得していない顔でした。
今の子供世代は、2050〜60年バリバリの現役世代、今言われいる炭素削減を目標通りに進めても2050年頃の平均気温1.5度の上昇は起こる。もう止められない現実らしいです。
その時に果たしてどうなっているか、そのために何をしていくか、切実な課題ですが、本当に何をすれば良いのか、様々なに人に聞いたり、文献を読んだり、メディアをみたりするものの未だ分かりません。
少し前にこんな記事もありました。
でも、歩みを止めずに行きましょう。
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