来年新一年生になる息子の健診で小学校に行ってきました。
日本中で少子高齢化が問題になっていますが、ここ天草もそのご多分にもれず。
子どもの数がとても少なくなっています。はじめて学校の中に入って、ちょっとしたカルチャーショックを覚えたので、それについて書いてみようと思います。
小学校は全学年1クラス。給食は全校生徒で食べる
息子の通う小学校は、統廃合の末、2年前に開校したばかりの、有明町のただひとつの小学校です。
学校に着いて案内された待合室におどろきました。
そこは全校生徒が集まって給食を食べる「ランチルーム」だったからです。
息子の通う学校は、1学年1クラス。
わたしは親の仕事の都合で2つ小学校に行きましたが、ベットタウンだったのでどちらもたしか1学年に4クラスありました。
給食当番になるとガラガラと配膳台を給食室まで取りに行ったり、片付けに行ったりした記憶があります。
1学年1クラスしかないなら、クラスごとに配膳台を配置するよりも子どもを1つの部屋に集めて、給食室も併設して配膳した方が効率的ですよね。
1年生から6年生までとそのクラス担任の先生がひとところに集まって給食を食べる。
「知らない子はいない」みたいな状況になるのかなと思います。
来春、息子のクラスメイトは33人だそうです。
それでも誰かのお母さんは「多いですね!」と言っていました。
「えっ!?そうですか??」と返してしまいましたが、ここでは2、30年前からそんな感じだったのかもしれませんね。
ちなみに、天草でも中心部は状況が違うようです。
保育園に小学校の校長先生がやってくる
そういえば、先日保育園に就学予定の小学校の校長先生が話をしに来ました。
有明町には幼稚園はありません。町内の3つの保育園を順番に回っているようです。
校長先生が新一年生の保護者を前に、保育園まで話をしに来ること、そして保護者との距離の近さには驚きました。
「まだ入学はしていませんけれど、今日からみなさんを有明小学校の保護者として接したいと思います。何かあれば、どんどん電話ください」
アットホームでいいですね。というのが一般的な感覚なのかもしれませんが、わたしは「距離が近いのも考えものね」と思ってしまいました。
基本的に私は行事というものを面倒くさいと思ってしまうのですが、自分の子どもに関わるとなれば話は別です。
いま子ども達が通っている保育園の運営には思うことがたくさんあるので、息子が小学校に行ったら早い段階でPTAの役員をやってみようかと思い始めています。
学校運営のあり方を変えようと思うなら正規ルートで行くべきかな、と。
考えようによっては、人数が少ないのは意見を反映できるチャンスかもしれません。
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海外の子育て経験のある女性3人にインタビューした内容を本にしました!
経緯も立場も違うけれど、3人の話にはどこでも生きていける人に共通するポイントがあると思いました。