今回お伝えするのは、地味だけど意外におもしろい那覇のスポットです。
これまでに沖縄には何回か行ったことがあるので、今年の沖縄旅行はちょっと変わったものにしようと決めていました。
動画にまとめました!
QRコードきっぷのゆいレール
那覇空港から首里までは、モノレールの「ゆいレール」が走っています。
ゆいレールのきっぷを買って、いきなりびっくり。
きっぷにQRコードがあったからです。
穴を空けるタイプより、QRのコードの方が機械がシンプル→機械のメンテナンスコストが抑えられるってこと?
基本的に穴を空けるタイプのしか見たことがなかったので、しばし、どうしてQRコードなんだろう。と考えてしまいました。
琉球王国時代から続く「玉那覇味噌醤油」に行ってみた
ゆいレールの「儀保」駅で降りて、首里城に向かって坂を登ると右手に苔の生えた古い石垣の建物が見えて来ます。
そこが、今回おじゃました玉那覇味噌醤油さんです。
玉那覇味噌は、実は琉球王国時代から続く古いお味噌屋さん。第二次世界大戦の戦火を逃れたものの、戦後に安い原材料が入ってきたことで一時は存亡の危機に立ちます。
しかし、豆を蒸すための大型の機械を買って味噌作りを効率化したことでその危機を乗り越えました。
今の社長は5代目。従業員数名の小さな小さな会社ですが、そこで作っている味噌、特に「王朝みそ」は添加物不使用、国産大豆を使ったこだわりの逸品です。
明治時代から使っている木桶を手直ししながら、今も味噌作りを続けています。
地元の保育園でも使われている玉那覇味噌の味噌は、地元の人に愛されているようです。
玉那覇覇味噌の料理を楽しめるお店もある
玉那覇味噌の味噌を使ったお料理は、県庁近くにある定食屋「まるたま」で楽しめます。
味噌を使ったお菓子もありましたよ。それは知念製菓という地元のお菓子屋さんとコラボしたもののようです。
味噌が入っているせいで、生クリームやチーズが入っていないのにコクを感じました。
沖縄でお味噌屋さんに行ってみようと思ったわけ
きっかけはNHKのローカルニュースでした。
朝の九州・沖縄ニュースに、玉那覇味噌が登場したのです。
もともと、発酵食品に強い興味を持っているわたしにとってこのニュースはとても興味深いものでした。
東日本の味噌は最低半年、熟成させるのが一般的です。
ところが九州の味噌は、麹と大豆と塩を混ぜたら一ヶ月程度、短いときは2週間程度で食べ始めます。
関東出身の私にとって、はじめて九州の味噌を食べたときはカルチャーショックを覚えました。
玉那覇味噌は本州の味噌と同じようにしっかりと熟成させるそう。
それまで九州地方の味噌はみんなそうなのかと思っていたのですが、ニュースを見てそんなことはないらしいことを知ったのです。
なぜ沖縄の味噌は九州と違うんだろう??ということで、俄然興味が湧いてきました。
ということで、今回の旅ではいわゆる観光地めぐりだけでなく、沖縄の食文化を楽しむというサブテーマにしてみました。
玉那覇味噌さんの記事はこちらに書いてみました。
【発酵食の宝庫「沖縄」】味噌、豆腐よう、泡盛…豊かな食のヒミツに迫る
琉球王朝に関係する、多くの発酵食品が存在する「沖縄」。発酵食品のイメージはないかもしれませんが、実は沖縄の温暖湿潤な気候は発酵食品づくりにとても適しているのです。代表的な沖縄の発酵食品を紹介します。
今年の夏休みはレジャーだけじゃなく仕事もして、大満足です。
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横浜から天草に移住することになった経緯や、起業するまでのあれこれはこちらにまとめました!ブログでは書ききれていない話にも触れていますので、ご一読いただけると嬉しいです。