田舎で子育てするときに気になるものの1つが遊び場ではないでしょうか?
先週末、子どもたちを連れて近くの海に行ってきたときの様子を動画にしてみました!
田舎は意外と遊び場がない
子どもは遊びの天才。田舎は自然がいっぱいあるから、遊び場には苦労しない。そう思っている人はたくさんいるかもしれません。
ところが、まったくそんなことはないのです。
たしかに自然はたくさんあります。
が、なにも整備されていないので、小さな子どもだけでは危ないところだらけです。
田んぼや畑の横には水路がありますし、柵はありません。代わりにイノシシよけの電柵があります。
蛇も虫もいます。
海は近いけれど、一人でずっと付き添っていなければならないのを負担に感じていたので、子どもたちがもっと小さかったとき、わたしたちは子どもをほとんど外で遊ばせたことはありません。
絵本を読むか、手作りお菓子を食べさせるかのどちらかでした。
赤ちゃんの頃から絵本とかお菓子作りが身近にあったので、我が家の子どもたちは本や料理に関心の強い子に育っていますが、外に連れていかないことに対しては、なんとなく罪悪感を持っていました。
そもそも、わたし自身、子どもの頃に外で駆けずり回っていたタイプではないので、どうやって遊べばいいか分からなかったんですね。
そうしたら、夫が「散歩に行けばいい」と言い出しました。ちなみに、夫は今は柑橘栽培なんてしていますが、東京生まれ、東京育ち(しかも原宿)です。
ここ天草でも子どもが外で遊ぶ光景を目にすることはほとんどありません。子どもの数が少ないだけでなく、昔なら遊び方や危険を教えてくれた年長の子どもがいないので、みんな家にこもってゲームをしたり、習い事をしたりして過ごしているからではないかと思います。
散歩のどこが遊びになるかはわかりませんでしたが、散歩なら簡単にできそうなのでやっていることにしました。
子どもにとっては身の回りの全部が遊びになる
散歩に行ってみて思ったのは、子どもにとって特別なものは必要ない、ということでした。
子どもにとっては「なんでもないことが遊びになる」なんですね。
大人になると「目的」がないと動けない、みたいなことになってしまうのに、子どもにとっては、歩いていて目に入るもの、聞こえるもの、なにより親と一緒に出掛けること自体が遊びなのかもしれません。
よそのお宅の畑に行って、花を見ながら何の野菜かクイズをしたり、磯の生き物を観察する。
ビビリの息子は生き物を触れません。
でも、今回磯に行って小さなカニを触れたことは、本人にとって嬉しい出来事だったようです。
子どもの頃の体験がその後の「伸びしろ」を決める
どんなことで喜ぶかは、子どもの年齢にもよると思いますが小さなときにどんな体験をしたかどうかは、その後のポテンシャルに大きく影響すると思っています。
なぜなら、人は体験したことがないことはやろうとしないから。
大人になればなるほど、その傾向は強くなっていきます。
長年インドア派で過ごしてきたわたしが、今回、散歩に行ってみようと思ったのは夫が一緒だということと動画を撮ろうと思ったからでした。
純粋に楽しめるようになるまでには、まだまだかかると思いますがいろいろやってみようと思います。
ネタ作りもかねて。
***
横浜から天草に移住することになった経緯や、起業するまでのあれこれはこちらにまとめました!ブログでは書ききれていない話にも触れていますので、ご一読いただけると嬉しいです。