実は近い島原!天草から30分の「船旅」が旅を盛り上げます

2019/06/10

ライフ・子育て・教育


日帰りで島原に行ってきました。午前中は保育園の行事に参加したので、島原に行ったのは午後からです。

天草に移住して丸3年経っても、島原に行ったのは今回がはじめてでした。天草から長崎に行くときは、鬼池港から船に乗ります。

船に乗っている時間は30分。

たったそれだけの時間で、長崎に渡れてしまうんです。

鬼池港にあったタイル。天草は陶石の産地

船を待っている間に、鬼池港のターミナルの様子を動画にしてみました。

長崎側にはこれまでにも何回かわたったことがありますが、今回は「天草エリアの様子を伝える動画を撮ろう」と決めていました。

そういう視点で見てみると、なかなかおもしろいものがあることに気が付きました。個人的におもしろいと思ったのは、ターミナルの壁に陶器の破片が埋め込まれていること。

 天草にもたくさんの窯元がありますがそれほど、というか天草の陶磁器は全然、有名ではないですよね

でも、実は天草の陶器ってすごいんです。天草から産出される陶石は、有田焼など国内の有名な陶器の原料になっているから。

その陶石が使われた陶磁器が、壁に埋め込んであったり、トイレの洗面台のタイルになっていたり。ところが、壁にもトイレの洗面台にもそういう説明は一切ありません。

 「有田焼の原材料が天草から産出されている」ということを知らないと、そのおもしろさはぱっと見た人に伝わらないと思います。

島原の武家屋敷・和スイーツ「かんざらし」を堪能

これは、島原の武家屋敷を散策したときの動画です。

島原は長崎の口之津港から、車で50分くらいのところにあります。

古くから湧き水が出ている島原には、涼しげな水路が通っていました。江戸時代の頃には「水の都」と呼ばれていたそうです。

武家屋敷を散策するのは気持ちが良かったです。

島原に来てはじめて「かんざらし」というスイーツの存在を知りました。

かんざらしとは、白玉だんごです。小さな団子を島原の湧き水で冷やして、はちみつや砂糖などで作った蜜をかけて食べます。

名前の由来は、原料のもち米を大寒の日に水にさらすことから来ているそうです。

調べてみたら、かんざらしをテーマにしたドラマを、NHKが貫地谷しほりさん主演で制作していたんですね。

ちょうど6月2日にNHKのBSプレミアムで放送されていたみたい。ざんねん。

地上波で再放送してくれないなー

島原からは、熊本港行きの船で帰りました。

この動画の見どころは、最後の雲仙の普賢岳をバックにした絵です。本当にきれいでした。

天草・島原・熊本市内は日帰り圏内

2018年に隠れキリシタンの文化遺産として、世界遺産登録された天草・島原地域。 今回の日帰り旅行で感じたのは、その気になれば周辺の素敵な場所にふらっと行けてしまうんだな、ということでした。

熊本市内の人からは、天草は遠い遠いと言われます。実際、地元の人と話をしていると、長崎に行くとか福岡にふらっと行くのはなかなか心理的なハードルが高いようです。

子どもは家の話をよく保育園でするので、先生からも「またどこか行くの?」と言われています。

熊本市内から有明の自宅までは60キロくらいあるので、たしかに近くはありません。

でも、道はほとんど渋滞していないのでかかる時間は大したことないんです。

天草は観光地ですが、観光地に住んでいても他の場所に遊びに行くのはアリですね。

実際、今年のGWは鹿児島に行ってきましたよ。

関東に住んでいると、休みの日に熱海や富士山、御殿場のアウトレットに行くのはめずらしいことではありません。レジャーのために100キロの移動は「普通」という感覚を持つわたしたちは、地元の人たちとはちょっと感覚がズレているんでしょうね。

せっかく九州にいるなら、九州の素敵な場所に行ってみたいです。

***

横浜から天草に移住することになった経緯や、起業するまでのあれこれはこちらにまとめました!ブログでは書ききれていない話にも触れていますので、ご一読いただけると嬉しいです。

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