ふぁくとりーNolleyがオープンして3日目の営業日を迎えました。


3日目は1日目、2日目に比べると落ち着いた売れ行きではありましたが、まずまずのお客さまにご来店いただきました。初日、2日目と比べて来店のペースがゆっくりなので、一人一人のお客さまとの会話も楽しめました。客数も3日目の方がありました。
営業3日目は夫の運営している天草農工房ふぁおの販売する柑橘類を充実。「べにばえ」や「パール柑」、「フレッシュデコポン(フレデコ)」の中ではやはり目を引く「べにばえ」が人気があるようです。
私のおすすめはパール柑なのですが、天草のお客さまからすればパール柑やデコポンは見慣れたもの。試食をしてもらっても「ふーん」という反応でした。全員が生産者から新鮮な状態で購入できているとは思いませんが、身近な存在だからこそ、わざわざ新しくオープンした店でよく知っているものを買わなくても、という気持ちが働いたのかもしれません。
中には、「もっと安ければみんな手が出ると思うよ」とおっしゃる方がいました。それには「材料はほとんどが国産・天草産にこだわって選んでいるので、この価格にさせていただいています」と答えました。そもそもたくさん作れないので「みんなに」売れる必要はないと考えているのですが。
たしかに、ふぁくとりーNolleyの商品は天草の中では高価格です。
それにはきちんとした理由があります。小麦粉、米粉はもちろんのこと調味料、フレバーに至るまでこだわりを持っています。ベーキングパウダーでさえ、アルミフリーのものを使っています。
包装にも手間やコストをかけているからです。コストを抑えるとそうしたこだわりが持てなくなるので、量産品と同じになってしまいます。個人事業でやっている小さなお店は、価格とは違うところで勝負するべきでしょう。
今後の課題としては、ただ新聞やラジオで見聞きしたから、新しい店ができたから来たというのではなく、どんな店なのかを理解しているお客さまにおいでいただくことです。
そのためには、それを伝える工夫が必要ですね。
一方で、店の商品を見て「この数を、こんなパーケージを作ってひとつずつ包装するのはとても手間がかかったでしょう」「売ろうと思って作られているね」と言ってくださる方もいるので、分かる人にはちゃんと伝わるのだと嬉しくもありました。
そんな天草価格ではない店にも、昨日は小学生や中高生のお客さまがやって来てくれました。たくさん買ってくださるお客さまではありませんが、私にとっては、大人買いしてくださるお客さまよりも価値があることだと思っています。
だからこそ、その1個がマズければ二度と買ってくれることはないでしょう。
商品構成は大人向けですが、味覚や感覚が正直な子どもにこそ、選んでもらえる商品を作らなければならない、そう身の引き締まる思いがしました。
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