ふぁくとりーNolleyは2017年12月21日に、なんとかオープンにこぎつけました!
おかげさまで用意していた130個ほどの全商品が、オープンして2時間足らずで完売しました。そのため、16時まで営業する予定だったのが、13時過ぎに退散することに。

おかげで出店場所のワイズデポ・社長さまをはじめ、何人かの方から「今日からオープンじゃなかったっけ?通りかかったときにいなかったけど」とお電話いただいたほどでした。
事前にさまざまなメディアへの掲載や出演をさせていただいた反響は大きかったですね。
実は、仕込みをはじめたのは前日からです。
でも、実は失敗して何度か作り直ししています。
10時からオープンするためには、当然、5時くらいにはすべての商品が焼き上がっていなければなりません。
計10種類を完成させたのは、3時頃のことでした。
長時間の立ち仕事で疲れが溜まってきたし、いつもならとっくに寝ている時間に起きているのがつらくて、何度か各5種類から1種類減らしてしまおうか、という誘惑に駆られたのですが、そんなわけにはいきません。
すでに品数を告知してしまっているので、やらなければウソつきになってしまいます。
食品表示のラベル貼りや看板の準備が終わっていないので2時間だけ仮眠をとって、明け方から作業を再開しました。
オープン初日からこんなことでは先が思いやられます。。
すべては計画性のなさのせい。
ただ、お尻に火がつかないと本気を出せない性分なので仕方ないなとも思います。
パン屋さんの苦労が少しだけわかりました。
オープンしてよかったと思ったことは、天草にも「甘くないパン」や「堅いパン」を食べたいと思っている方が一定数いることがわかったことです。
ご来店いただいた理由をたずねると
「天草にはベーグルを売っているお店がほとんどないから」
「菓子パンのような甘いものが好きじゃない。こういうのを望んでいた」
という声もあったのです。
もともとふぁくとりーNolleyでベーグルを売ろうと思ったのは、私が甘いものがあまり得意ではなかったからでした。
パン屋さんはどこにいっても同じものを売っている、と思っていたのですが、天草にやって来てそうではないことを知りました。
ハード系の食事パンがなく、菓子パンか惣菜パンばかりだったのです。そのことを不満に感じていたのですが、「ないなら自分で作ればいい」とおもいはじめたのは、2016年の秋頃のこと。ちょうど開業1年前のことでした。
ベーグル店の構想を人に話しても、「ベーグル?何それ?」「そんなの都会じゃないと売れないでしょう」という反応ばかりだったので「こういうのが欲しかった」というお声をちょうだいしたのは、とても嬉しかったです。
天草にも移住者が増えているし「きっと私と同じような思いを持っている人がいるはず」と思ってきました。
開店して数時間で売り切れたのはありがたい限りですが、本当の勝負は数カ月後から。
天草の農産物を使って、いつ行っても何かめずらしいものがある、こんな組み合わせもあるのかと思ってもらえるような商品を作りたいです。


早く店が終わったオープン初日は、材料集めをしてきました。天草・栖本の生産者の方からハーブを、障害者支援施設で作ったさつまいも。
メニューを考えるのはなかなかに大変ですが、それもまた楽しみです!
ふぁくとりーNolleyの商品はこちらでお求めいただけます。